見本の絵を忠実に繊細に描いていく、ペインター。
今回はヘンレンドのチーフマスターである、アッティラ・ミュラーさんの実演です。
「マスター制度」は15世紀南ドイツの都市で制定されたそうです。
しかし、時代は機械化され、ひとつひとつ職人の手で作り上げて行く、伝統や技などが失われかけていきます。
それでも、ヘレンドは「機械化」より「手作りの技」を選びました。
今や、ヘレンドのマスター制度は、イコール、ハンガリー国家の制度と定め、ハンガリーの国家資格となっているそうです。
現在では、ペインターは600人ぐらいいるそうですが、マスターと呼ばれる方は25人。
その頂点に立たれているのが今回来日されたアッティラ・ミュラーさん。
今は、後輩の指導にあたることが多く、実際に製品に絵付けすることは滅多にないそうです。
いや、そんなミュラーさんが描かれたティーカップ。
うっかり買ってしまいそうになりました・・・ あぶない!あぶない!
でも、欲しいなあ〜
ヘレンドの絵付けの絵の具は焼成後も色の変化があまりない・・とのことだそうですが、
1色だけ、「ウィーンの薔薇」などで有名なピンクだけは、絵付け時点では、暗い薄紫色なのだそうです。


そして、今回、ミュラーさんが、「文化村で開催された展示会で見た薔薇の絵」に感動されて、試作で絵付けしたものです・・・と紹介されたとき、これは、Bunkamuraミュージアムで開催されていた「薔薇空間」、フランス宮廷画家、ル・ドゥーテの絵のことだ〜とぴん!きました。
葉脈の美しさ、茎の産毛、とげの細かさ等々、本当に見事に再現されていました・・・
いつの日か、ヘレンドの磁器の絵付けに表現されることはあるのでしょうか???
下記がル・ドゥーテの描いた薔薇の花です。この絵を絵付けされていたんですよ〜




