2018年8月5日(日)
現在紅茶教室では、「ゴシック・リバイバル」のレッスン期間・・・・
すでに1週間が過ぎましたが、この日は「ロココ・リバイバル」 「ロマン主義」について学びました。
すでにロココ様式については学んだはず・・・(いや、学びました)
ロココ・リバイバルとは・・・少し難しいようなイメージです。
産業革命(1768)、アメリカ独立(1776)、フランス革命(1789)、
ナポレオン帝政(1804)、ナポレオン失脚(1830)、第二帝政(1852)<ナポレオン3世>
等々、時代は大きく転換していく時代。
フランスでは大きな転換期を迎え、多くの人、職人がイギリスに亡命。
王侯貴族の力がなくなっていく中、産業革命以後、力をつけてきたのは中産階級。
そんな時代にイギリスでは18世紀にフランスで流行したロココ様式が1810年~30年ぐらいにかけて
流行したそうです。 それをロココ・リバイバルっていうのですね。
ロココ・リバイバルとはイギリスで流行した様式。
なるほどな~
世界の情勢と建築や内装、家具、食器の様式が変化していく・・・
なかなか面白いですよね・・・・
ロココ・リバイバルの時代とロマン主義
ロマン主義とは・・・
イギリスでロココ・リバイバルが起きたのと同じく、19世紀前半にヨーロッパで興った美術・音楽・文学などの芸術運動・・・
急速な時代の変化の中、新古典主義に対立した形でロマン主義が生まれたそうです。
新古典主義は知性、理性、調和、合理性、現実的という言葉で表現され、
ロマン主義は個性、自由、情緒、想像力、非現実、幻想的、自然などの言葉で表現されます。
ロココ・リバイバル、ロマン主義の時代の中、イギリスでは産業革命により陶磁器界が発展していきます。
他のヨーロッパの国は王立の陶磁器メーカーが多い中、イギリスでは、民間での創設。
銅板転写やボーンチャイナの開発もされ、美しいティーカップが多く造られました。
この時代のイギリスの女性は家庭を守る可愛く、健気な、大人しい・・・=家庭の天使を求められたそうですよ~
そして、王侯貴族の飲み物であった紅茶も、インドやスリランカなどでも生産されるようになり、
安価で手に入れることができるようになり、中産階級では、女性を中心に多く飲まれるようになります。
ティータイムはもちろん! ロココ・リバイバルのティーカップで・・・
ロココ時代のデザインより少し控えめなものが多いのですが・・・
それでもとっても華やかですよね~女性らしい感じです。
本当に華やかな美しいティーカップ!
眺めているだけで楽しい・・・・
これは自宅ではなかなか味わえないですね~
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