2006年10月28日(土)
今日は待ちに待った紅茶にまつわるパーティーです。
紅茶教室に通い始め、紅茶にまつわる様々なことに楽しみを感じ、
その中でもハプスブルグ家にはまった私・・・
ハプスブルグ家はオーストリア・ハンガリーーの二重帝国を築き上げた歴史上有名な王国・帝国です。
そんな宮廷文化を彩る食文化を学ぶ事のできるパーティーが開かれました。
場所は 「
Resutaurant K.u.K」
このレストランは一生に一度しか受ける事のできない
オーストリア国家公認料理マイスター試験に日本で初めて合格した
神田真吾シェフのレストランです。
今年の3月に東京の溜池山王にオープンしたばかり。

レストランに入るとぱっと目に付くのは立派なシャンデリア?
このシャンデリアはウィーンのロブマイヤーのもの・・・
ロブマイヤーは世界3大ガラスメーカーのひとつ。
ウィーンの楽友協会大ホール・ウィーン国立歌劇場・シェーンブルンン宮殿の宮殿劇場などなど・・・世界的著名建築の中に見られます。

レストランは
ビーダーマイヤー様式で作られ、シンプルな中にも重厚感のある落ち着いた雰囲気でした。
店内の様子は参加者の方が写られているので掲載できません。

先生から
紅茶の日(11月1日)の説明があり、
18世紀から20世紀のテーブルウェアの興味深いレッスンもありました。
【18世紀】
【19世紀】
【20世紀】
18世紀は紅茶もお砂糖もまだまだ高級品であり、お茶そのものを手に入れることが難しかった時代・・・
よって、お道具もそんなに普及はしていなかったのですね?
先生の銀食器の説明でそのことがよ?くわかりました。
20世紀ともなると、アールデコとアールヌーボーが合わさった豪華なデザインになります。
(写真がはっきりしなくてごめんなさい。)
本日の宮廷パーティーのメニューです。
★食前酒 ヌワラエリヤ+グレープフルーツジュースのティーカクテル ?ロブマイヤーのシャンパングラス・チューリップ・ロウ?
先生オリジナルレシピです。
★オーストリアのオードブル盛り合わせ(なんとこの中にはなまずのお料理もあるんですよ?)
チロルの生ハムやかぼちゃのテリーヌもおいしかったです。
★ウィナー カルトフェルズッペ スウィートマジョラムの香と共に

ポテトがたくさん入ったスープです。
マジョラムの香がとっても優しく、おかわりしたい気持ちでした。
★ゲバッケネン フィッシュ ?セメル粉で香ばしく揚げた大イワナ?
ウィーン風サラダを添えて?

こちらは日本、長野県で採れたイワナだそうです。
いやあ?本当においしかったです。ソースも付け合せのポテトも最高!
★アプフェル・シュトゥリューデル ?バニラアイス添え?

こちらのバニラアイスは本場ウィーンのデメルのレシピそのもののアイスクリームだそうです。
濃厚で甘く、りんごの酸味ととても相性がよかったです。
★ブレンド紅茶 ?クイズです?最後に出された紅茶は7:3のブレンドティーです。
さあ!どの茶葉???
水色と香からダージリンの7は間違いなし。
飲んだ後にきりっとした渋みを感じるのでこれはウバ・・・
でも、ダージリンのオータムナルまではわからなかったです?

今日は
アウガルテン社の方もいらしていて、ティーカップの説明をして下さいました。
シンプルなデザインが多いのですが、とっても重厚感のある柔らかな優しい気持ちになる磁器です。
欲しいものはたくさんありますが、私にはまだまだって感じです。




レストランK.u.Kの隣には、同じくオーストリア国家公認コンディトールマイスターの栢沼実さんのケーキ屋さんがあります。

帰りに本場のウィーンのケーキを味わってみたいと思い、3つのケーキを買って帰りました。
ハプスブルグ家の食文化の中に出てくるお菓子の名前がいっぱい?
有名なザッハトルテ?
(チョコレートのスポンジにアプリコットジャムをかけ、特別なチョコレートを上がけした独特のケーキ。別売(¥210)の生クリームを添えて。 )
濃厚なチョコレートのお味が生クリームとあいまって本当においしかったです。



最後にバラのアレンジをご紹介。
19世紀。まだオアシス(吸水性スポンジで器に入れて花を挿す?花留)がなかった時代は花専用の器に挿す事が慣わしだったようです。
そして、今日はビーダーマイヤー様式のアレンジ。
ラウンドのように見えますが、球状に水平に隙間なく幾重にもストライプ模様を織り成すようなアレンジをビーダーマイヤー様式というそうです。

今日は本当に楽しい1日でした。
食事の間にクイズが14問もあったのですが、まだまだ勉強不足です。
フランス革命1789年は2度と忘れないかも・・・
先生!楽しい時間をありがとうございました。